5月9日(火)
JA京都市広報チームは、京都市立大枝小学校で行われた食育授業に足を運びました。
同校では「総合的な学習の時間」の一環として毎年3年生を対象に、地元の特産である「筍」について学ぶ収穫体験授業が行われています。
代々受け継がれる授業は大枝地域の「農」を実体験できる貴重な場に
「筍」の収穫体験授業は児童たちにとって大枝の農業を学ぶ場となっています。児童からの人気も高く、講師は大枝の生産者によって代々受け継がれ、現在はJA京都市大枝支店管内組合員の田原敏雄さんと内藤重美さんで4代目になります。二人とも同校の卒業生でもあり、児童たちは筍に関する知識だけでなく大枝の歴史についても学べるのがこの授業の醍醐味です。
授業では筍掘り専用の道具である「ホリ」を使って収穫し、生産者たちと同じような作業を体験できるため同校の児童からも人気があります。
担当教諭は「校外学習は普段教室で受ける授業とは違った学びが得られる。『食』の大切さを学ぶだけでなく、地域を大切にする気持ちを育むきっかけにもなっている」と話します。
筍の生産現場に足を運び、地元の特産品を学ぶだけでなく、地域の歴史を学ぶ授業でもあり、児童たちの健やかな成長に繋げています。
児童たちの健やかな成長を地域一丸で
大枝は京都市西京区に位置しており、特に塚原地域は全国でも有数の筍の生産地です。授業を受けた生徒の中にも「通学路に竹藪がある」「おじいちゃんが筍を作っている」がいるほど大枝の人々にとって「筍」は身近な存在です。
同校は2023年度に創立150周年を迎えました。授業はこれからも大枝地域の生産者によって受け継がれていき、今後の地域を担っていく子供たちの健やかな成長に繋げていくことになっていくことでしょう。