2023年1月14日と15日、京都産業大学の学生が運営する「エシカル消費レストラン」が京都市中京区にある「KYOTO LAUNDRY CAFE」で開かれました。
JA京都市は学生からの依頼を受けて、レストランで提供するメニューの食材を提供しました。
(1月13日、JAの堀井崇史さんから学生にほうれん草と人参を提供しました)
エシカル消費レストランとは・・・
京都産業大学経営学部の伊吹ゼミ14期生の活動です。野菜の提供は副ゼミ長で務める北林翔(かける)さんからの連絡がきっかけです。そのほか、広報やレシピの発案など、レストランの運営はすべて学生が主体で行われ、エシカル消費について発信しました。
・エシカル消費とは・・・
エシカル消費とは、人・社会・地域・環境に配慮した消費行動で、SDGsの「つくる責任・つかう責任」にも関連する取り組みです規格外野菜を利用したり、「地産地消」を意識した消費もエシカル消費の一つです。
JA京都市からほうれん草とにんじんを提供
今回はJAからは提供したのは、ほうれん草3キロとにんじん40本。ほうれん草は規格から外れたロス野菜を提供しました。カレーライスやパスタの材料として使用されました。学生からの依頼を受けたのは、普段市内の生産者と野菜作りへの指導や規格外の賀茂なすを漬物にして商品化に繋げた実績を持つ堀井崇史さん。堀井さんは「学生の活動をサポートできてよかった。JAとしてもロス野菜を減らすことが生産者のサポートに繋がる。今後も学生だけではなく、市内の農業を応援したい方々をサポートしていきたい」とコメント。
私たちもレストランへ実際に足を運び、カレーライスとパスタをいただきました。メニューはすべて学生が考案され、どのメニューを美味しくいただきました!
JA京都市は、これからも農業の価値を市民へ発信するために、同じ価値観を持つ方と積極的に「リンク」していきたいと思っています。
都市農業の多面的価値とリンクするために
人・社会・地域・環境への配慮するエシカル消費は「地産地消」「環境保全」などの都市農業の多面的価値ともリンクしています。都市農業は農家だけでなく、地域、地球にとっても必要なものではないでしょうか。
当JAではロス野菜を京都市動物園に寄付を続けており、SDGsへの取り組みを掲げる動物園を通じて地域、環境に配慮した都市農業の価値を発信しております。今後も同じビジョンを持つ人たちと繋がっていきます。
<関連記事はこちらから>
・【JA京都市×京都市動物園】ロス野菜を動物園に寄付
・【京都市の農業の今昔、そして未来】